たけのこブログ

社会人2年目・愛媛県民2年生になりました。

就職で松山に来て1年。 松山で暮らす社会人2年目の日常です。

愛媛のマニアック建築物探訪 Vol.1

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気づけば8月、夏休み。

お盆休み前で仕事にしわ寄せがきています、

こんばんはたけのこです。

 

今日は、先日気になって足を運んだ 渡部家住宅 をご紹介。

 

渡部家住宅は、国の重要文化財に指定されている

築150年の大型直家(すごや)で

東温市南方で代々庄屋を務める家柄だった渡部家が

分家して暮らしていた住宅です。

場所は、松山市の最南端に近い地域・東方町。

ここは本当に松山なのかと不安になるくらい延々と南に進み、

小さな交差点を曲がった先にあります。

 

貫禄のある門をくぐると、その先にはどっしり構えた蔵と母屋が出迎えてくれます。

築150年とは言えないほどきれいで、梁の太さに圧倒されました。

不思議な造りをしている部分もちらほら。

障子のちょっとしたあしらいや屋根に付いている茅葺きなど、

細部にまでこだわっている様子が分かります。

 

普段は土日のみ一般開放しているそうなのですが、

見学者は意外と県外の方が多いのだそう。

地元の人は少ないなあ、と昼寝をしていた管理人の方が

おっしゃっておりました。ゆるい、さすがだ(笑)

 

この家は、これから何年この場所にあり続けるんだろうなあ。

150年の歴史をひしひしと感じながら、余韻に浸っていたのでした。

 

 

そして、余談ですが

実は来月、ささやかながら抜群に雰囲気の良いイベントが

ここ渡部家住宅で行われるそうです。

 

◆ミュージックカフェ in 渡部家住宅◆

日時:9月2日(土)10:00~18:00

場所:渡部家住宅(松山市東方町甲1238)

近所の方が持っていた、1957年発売の英国製スピーカー(クオードESL-57)で

レコードやLPなどを聴きながら

コーヒーやビールでも飲みませんか、というイベント。

反響がよくて、どの部屋で聴いても音質はほとんど同じなんだそうです。

縁側で、あるいは畳に寝転がって、まったり過ごせます。

 

当日良ければフラッとお立ち寄りください。

移植空間が広がっていること間違いありません。

 

ミウラとアートで、ミウラート。

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すっかりご無沙汰してしまい申し訳ありません。

もう気が付けば、蝉が鳴き始めた今日この頃、

この3連休は特に出かける予定もなかったので

松山市内の北部・堀江にある ミウラート・ヴィレッジ へ。

ちょうど夏休みっぽい、海中写真家・伊東昭義さんの展示をしていたので

観て参りました。

ミウラート・ヴィレッジ|Miurart Village

 

郊外の、住宅街と三浦工業関連なのかよく分からないですが

町工場っぽい建物もいくつかある中に、

ひっそりと建っておりました。

三浦工業グループの創業者・故三浦保氏が、生前に企画・建築したこの美術館。

細長い建物と青々と茂る芝生、その中にはオブジェがあり

ミステリーサークルのような神秘的な雰囲気がありました。

そして、周囲には三浦保氏をはじめ、国内外の芸術家とともに制作した

陶板作品「ミウラート」が展示され、

初夏の昼下がりとは思えない独特の空気感が漂っていたのでした。

 

事業家としての顔と、芸術家としての顔。

二つの顔を持っていた、三浦氏。

彼が興した三浦工業株式会社は、

創業100周年を目前に控えるグループ会社に成長し

愛媛を代表する企業として地域経済を支えてくれています。

ボイラから水処理製品まで - 三浦工業

 

忙しいというレベルではないくらいの多忙さだったはずなのに、

その中でも作品の制作活動に打ち込む原動力は

一体何だったんだろうか。

 

個人的な意見ですが、

きっと自分のバランスを取ろうとしていたのではないでしょうか。

仕事の疲労、ストレス、重圧、いろんなものがのしかかる中で

ただ黙々と取り組める芸術への時間は、

彼にとっての気分転換、リフレッシュだったのだと思います。

 

私も、彼の独特の空間は

時間の流れもそこを漂う空気も普段と異なる「非日常」に来たようで

すごくリラックスできました。

人も私以外に2組くらいしかいなかったのも良かったのかも。

 

地元の人もあまり行く機会はないようなので、穴場としてぜひ。

また、ぼちぼち更新します。

四半期に一度のお魚フェス

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ご無沙汰しております。

約1年ぶりの投稿、、、更新が滞っており申し訳ありませんでした。

 

社会人になって2年目。松山市民も2年生となりました。

あっという間の1年でしたが、

仕事に忙殺されつつも、愛媛を満喫できた1年だったと思います。

そのため、今年のGWになるまで帰省と仕事以外では

愛媛から1度も出ませんでした・・・(笑)

それくらい愛媛で刺激をたくさんいただきました。ありがとうございます。

その刺激を忘れないように、またここに書き留めていきます。

 

雲一つない快晴だった今日は、

松山の西部に位置する三津浜で開催された、

「第16回 三津の朝市『旬・鮮・味まつり』」に行ってきました。

松山市民の台所・松山市公設水産地方卸売市場の一般開放を行うイベントで、

四半期に一度行われています。

普段、一般客は購入できない新鮮な魚介類が購入できるほか、

無料試食コーナー、子ども向け釣り堀コーナー、模擬競り、餅まき、

イカ焼きなどの軽食販売などなど、

見どころ満載のイベントです。

 

今日は、昨日2時前まで飲んでいたこともあって遅めに起きたので、

昼前くらいに行ったのですが、

想像以上のお客さんでとてもビックリ!

小さな子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、

いろんな方が足を運んでいました。

魚屋さんも多数でていたのですが完全に出遅れてしまい、

魚はほぼ売り切れ・・・(笑)

泣く泣く、軽食コーナーで出店していた

三津浜のパン屋さん・N's kitchen & Labo さんのスコーンを購入。

魚を見に来たはずなのに・・・

 

松山は穏やかな瀬戸内海に面していて、

新鮮な魚介類も多く獲れる地域。

また、愛媛の南部・南予では太平洋の魚介類も獲れるため、

いろんな種類のお魚が新鮮なうちに味わえます。

そういえば、松山に来て居酒屋に行ったときは

必ずと言っていいほど刺身を食べるなあ。

 

新鮮な食材をいただけるのは、

そこにある環境と、それを支える人たちのおかげなんだと感じ

今日のイベントに参加した子どもたちの中で

一人でもこの業界を支えてくれる子がいればいいなと

なんだかほっこりしてしまったのでした。

 

次は7月29日(土)に行われるそうです。

魚のリベンジ、果たしてきます!

 

愛媛南部のローカルリゾート 愛南町

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少しご報告が遅くなりましたが、

先週末は愛媛県愛南町に行ってまいりました。

 

そもそも愛南町ってどこでしょう?

愛南町愛媛県の最南端にある、海と山の大自然に囲まれた町です。

松山から高速道路を利用して約2時間半、そこから下道で30分ほどかかるため

松山の人もめったに行かないそうですが、

気候も温暖で南国を思わせるようなところです。

 

養殖業が盛んな愛南町では、なんといっても魚がおいしかったです。

実は愛媛県はマダイの養殖日本一、ブリも全国2位を誇る水産の県。

愛南町では養殖魚のほか、愛媛で唯一カツオが水揚げされ

「びやびやがつお」とも呼ばれます。

今回は愛南町産のタイとカツオをいただきました。

その日に獲れた魚がいただける、ぜいたくなところでした。

 

愛南町足摺宇和海国立公園に面していて、

澄み切った空と海、そして複雑に入り組んだ海岸が広がっており、

そんな海を見ながらのドライブは最高です。

私はバスでしたが、つい見入ってしまいました。

 

不便なことも少なからずあるだろうけど、それを不便と思うかどうかは人それぞれ。

その人にとって不便さに勝る良さがあれば、

人はやってくるのではないかと思います。

そのためにどうやってきてもらうか。

 

高齢化が深刻な愛南町

私は実際訪れて一瞬で大好きになりました。

そんな人が1人でも増えてくれればいいな。

 

ご参考までに。

愛南町公式ホームページ

 

 

坂の上の雲ミュージアム

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先週から何の前触れもなく、突然暑くなりました。

東向きのベランダに、南向きの小窓のある私の部屋は朝から地獄絵図(笑)

まだカーペットも片付けてないのに・・・

 

そこで「涼」を求めて美術館へ。

初めての坂の上の雲ミュージアムでした。

 

安藤忠雄が設計を手掛けており、

ガラス張りでコンクリート打ちっぱなしの外観は少しスタイリッシュ。

中は三角形の建物に沿うようにゆるやかなスロープがあり、

来館者は展示を見ながら上階へ上がっていくようになっています。

直島の地中美術館に似たものを感じました。

 

実は「坂の上の雲」って読んだことがないんです。

8巻とかで、けっこう長編だから。

一気に読みたい派なので、サクッと読めないと飽きてしまうのです。

そういうこともあって、行ってもいまいち分からないかもって思っていました。

でも、実際は昔の松山の写真だったり、そこでの登場人物たちの話だったり、

想像以上に楽しめました。

中学校の日本史を久しぶりに思い出しました。

 

街の大通り沿いにありながら、ゆっくり過ごせた坂の上の雲ミュージアム

まさに松山のオアシスです。

実際、涼しかったですし(笑)

次は、坂の上の雲ミュージアムの上にある、

国の重要文化財萬翠荘にも行ってみたいです。

愛媛のコシ抜け鍋焼きうどん

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今日は先日行った、うどん屋さんをご紹介。

 

四国でうどんと言うと、香川の「讃岐うどん」が有名ですが

愛媛にも実は名物のうどんがあるのです。

 

その名も、鍋焼きうどん!

 

写真がそのうどんです。

アルミの鍋に入っていて、甘めのダシと箸で切れるほど柔らかい麺が特徴。

麺のコシがないことから「コシ抜けうどん」とも呼ばれます。

 

私が行ったのは、どちらも地元では有名な「アサヒ」と「ことり」です。

(ちなみに上の写真はことりの鍋焼きうどんです)

2軒とも松山のアーケード・銀天街の1本裏手にあり、

平日はサラリーマンや学生、休日は観光客でにぎわっています。

おじいちゃんとおばあちゃんが作っていて

昔ながらの雰囲気もほっこりします。

 

聞いたところによると、地元の人だとアサヒ派とことり派がいるらしく、

「そんなに味が違うのか」と疑問に思ったので

今回朝イチではしごしてきました。

 

行った結果、味音痴の私でも一目瞭然なほど全然違いました(笑)

アサヒのダシは甘めで醤油ベースっぽい感じ。

それに比べてことりのダシは甘いけど昆布といりこの味がしっかりします。

上にのっている具材もそれぞれダシを吸っておいしかったです。

一緒に頼んだいなりずしもアサヒの方が甘くて、

味がしっかりついていました。

 

個人的には、どちらもおいしかったのですが

柔らかい麺には甘いダシが合うなあという印象だったのでアサヒ派。

讃岐うどんに食べ慣れているせいか、ことりは讃岐うどん寄りな印象でした。

香川だと飲み会の〆にうどん屋に行ったりするので、

ことりは飲んだ後に食べたいです。

夜は開いてないんやけども・・・

 

こうしてまた一つ、松山のソウルフードを制覇しました。

次はどこに行こうかな。

 

地方サッカーチームの行く末

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昨日、今治イオンに行くと

オープン1か月記念イベントと題して、

いろいろイベントが行われていました。

 

その中で気になったのがFC今治のトークショー。

FC今治の選手数名がステージで話したりじゃんけん大会をしたり。

ローカルだなあと感じるイベントでした。

 

FC今治Jリーグに昇格していないアマチュアチーム。

でも、元全日本の岡田監督が舵を取り

元U17監督の吉武氏が監督というすごい人選で、

スポンサーもEXILE等が所属するLDHのほか、

地元の大手企業が多く出ている。

ただ、岡田監督は「2025年までにJ1昇格」を掲げているけれど、

実際のところは微妙なんじゃないだろうか。

愛媛にはJ2の愛媛FCもあるから勢力図的にも厳しそうな気がする。

 

こうした地方のプロなりアマチュアなりのスポーツチームに求められるのは

チームが強くなって昇格することもあるだろうけど、

個人的には地元に愛される方が皆のためにいいと思う。

地元の小学生のスポーツ少年団にスポーツ教室をしたり、

イベントやメディアに出たりして、認知度を上げる。

AKBが「会いに行けるアイドル」としたように

スポーツチームも「会いに行けるスポーツ選手」という感じで

打ち出してはどうなのだろうか。

 

経営が厳しい中でどう運営していくか。

いろんな意味で、今後のFC今治には期待です。